シンプルでエコな生活が良しとされ、石鹸生活をされてる方も多く見受けられるようになりました。
私が石鹸生活を始めたのは、今から6年前。
子どもを出産し、何年か経った頃、手に小さな水疱のようなものがたくさん出来たことがきっかけでした。
当時、引っ越し先で知り合ったママさんが、長く石鹸生活をされていて、合成洗剤が皮膚に蓄積したことが原因かも、と伺いました。
合成洗剤って身体に悪いの?
皮膚に蓄積って何?
今まで何も知らなかったので、『洗浄』出来れば何でも一緒と思っていました。
それがまさか肌荒れの原因とは、、。
そこで、合成洗剤と石鹸の違いを調べ始めました。
合成洗剤と石けんの違いとは?
合成洗剤
合成洗剤とは、洗浄成分に合成界面活性剤を使っている洗剤のことです。石鹸と同じく、粉・固形・液体状のものがあります。通常、合成洗剤には、合成界面活性剤のほかにさまざまな副原料が配合されます。
(例:酵素、蛍光増白剤、再汚染防止剤など)
石鹸
石鹸は界面活性剤の一種で、動植物のあぶら(油脂)をアルカリで煮て作られます。そのアルカリの種類によって、石鹸は2つに大きく分けられます。
- ■脂肪酸ナトリウム(ソーダ石鹸)
油脂を水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)で煮たもの。固形石鹸や粉石鹸になる。
- ■脂肪酸カリウム(カリ石鹸)
油脂を水酸化カリウム(苛性カリ)で煮たもの。液体石鹸になる。
決定的な違いは、地球上にもともと存在しているものかどうか、ということです。
合成洗剤は、化学物質が多く含まれているだけあって、簡単にきれいにはなりますが、まだ使用されてからの歴史が浅いため、地球環境にどれだけの影響を及ぼしているのか、というところが未だはっきりとした結果がでていないのです。
洗い流した後に、地球へ汚れが行くことを考えても、天然成分のみが配合された石鹸の方が良いと私は思い、石鹸生活を続けています。
石鹸は手、身体だけではない
石鹸って、手洗いや身体洗いが一般的って思ってしまいますが、何にでも使えるんです。
我が家での石鹸を使用していることは、
- 手洗い
- 身体洗い
- 髪の毛(シャンプーとして)
- 衣服の予洗い
- 洗濯
- 食器洗い
- シンクの掃除
- お風呂掃除
- 洗面台掃除
などです。
泡立てて洗うものは、すべて石鹸です。
例えば、お風呂洗い用の洗剤や食器用洗剤、シャンプーなど、そこにしか使用できないものは、買いません!
どうしても、1つの方法しか使用できないものは、無駄に感じます。
石鹸だけにしたことで、結果として、物が減り、在庫の把握がしやすくなり、節約につながっています。
石鹸で食器を洗う方法
今日は石鹸生活をしている中での食器洗いの方法をご紹介します。
食器用洗剤は、油ものを落とす作用が強いため、手荒れを引き起こす原因の一つです。
今は食洗機があるご家庭も増えてきて随分便利になりましたが、乾燥だけで使用されている場合や、食洗機に入れることができない食器は手洗いが必要ですよね。
私は食器用洗剤の香りと洗い上がりの感じがあまり好みではありません。
石鹸は、固形石鹸でも液体石鹸でもどちらでも洗うことができます。
液体石鹸の場合、スポンジに1滴つけるだけで、アワアワに泡立ちます。
泡がとてもきめ細やかなので、洗っていても心地よいですよ!
気をつけること
石鹸で食器を洗うときに気をつけることは、石鹸を洗い流すときです。
洗い流す際に、他の食器に泡がつかないようにしましょう!
石鹸は泡に汚れを吸着させますので、洗い流した泡の汚れが他の食器についてしまいます。
石鹸で洗った食器は、いったんボールやタライなどに入れておき、洗い流すときに1つ1つ洗っていきましょう。
合成洗剤との違いは、この洗い流し方ですね。
この方法が面倒だと思う方もいらっしゃるのですが、慣れてしまうと石鹸の洗浄力が病みつきになってしまい、気にならなくなります。
合成洗剤より、石鹸の方が泡切れが早く、また洗った後の水切れも早いため、そのあとに布巾で拭くときが楽になります。
結果的に少しの量で泡立つ石鹸はコスパもとても良いですし、節水にもなります。
そして、石鹸ですからそのあとの布巾洗いにも使えますし、手洗いも一緒にできますね。
石鹸生活の良いところ
私は石鹸の方が様々な用途に使えることと、節約にもつながるので石鹸生活はおすすめです。
- 少しの量で泡立つためコスパが良い
- 泡切れが良い
- 石鹸だけあれば他の洗剤が不要
- 環境に良い
- なんでも洗える
生活の質は、いかにコスパが良く楽に生活出来かということだと思います。
それでいて、身体に優しく、環境にも優しいのであれば、石鹸生活を辞めない理由はないですね。